2022.08.16
お役立ち記事睡眠時無呼吸を診断する検査であり、主に在宅で行われます。本邦では簡易PSGや簡易検査の用語が頻繁に用いられているが、診療報酬点数表には携帯型PSGの記載、英語表記でもPortable monitorやPortable monitoring device表記が多いため、携帯型PSGや携帯型睡眠検査の用語が望ましいと思われる。睡眠ポリグラフ検査に用いられる装置には区分がある。最初の装置分類は、①装置が用いられる環境(検査室か自宅)、②医療者の立ち合いの有無、③測定チャンネル数によって分類された。しかし、携帯型検査置の発展に伴い、別の分類法(SCOPER)も登場した。この分類の特徴は①睡眠の評価、②心血管評価、③酸素飽和度の評価、④体位、⑤呼吸努力および呼吸の評価に焦点を当てた分類であり、従来の立ち合いの有無や測定環境の条件がなくなり、よりセンサの種類と測定方法に特化した分類である。表記法は各測定項目(S, C, O, P, E, R)と測定方法(番号)によって、S3C4O1P2E1R2(活動量計による睡眠判定+オキシメトリーの脈拍+推奨されたサンプリングによるSpO2+加速度計などの体位+RIPベルトによる呼吸努力+鼻圧による気流測定)となる。機器の特性を細かく表記可能だが、煩雑でもある。いずれの分類も閉塞性睡眠時無呼吸を検査室以外で測定することを目的としています。
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