2022.12.14
お役立ち記事Selami Ekin1, Mahfuz Turan2, Ahmet Arısoy3, Hulya Gunbatar3, Aysel Sunnetcioglu3, Selvi Asker3, Hanifı Yıldız4
1Department of Pulmonary Medicine, Yuzuncu Yıl University, Van, Turkey.
2Department of Otorhinolaryngology Medicine, Yuzuncu Yıl University, Van, Turkey.
3Department of Pulmonary Medicine, Yuzuncu Yıl University, Van, Turkey.
4Department of Pulmonary Medicine, Private Lokman Hekim Hospital, Van, Turkey.
背景:閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は,一般人口の2~5%と推定される一般的な疾患である.主な臨床特徴は,大きないびきと睡眠中の呼吸停止である.騒音暴露中やその後に蝸牛の酸素分圧が低下するため,虚血は騒音性難聴の可能性がある.本研究では,OSAおよび単純性いびき症に罹患した患者に,聴覚機能が評価された.
材料/方法:参加者合計66人(男女比:40:26)が研究対象とされ,そのうち21人が対照群,18人が単純いびき症群,27人がOSA患者群であった.睡眠ポリグラフ検査と聴力検査がすべての参加者に実施された.
結果:対照群,単純いびき症群,OSA群の平均年齢は,それぞれ39.14±9.9歳,37.28±8.2歳,41.56±8.99歳であった.年齢,性別では,群間に統計的に有意差はなかったが,肥満度,無呼吸低呼吸指数,平均飽和度,90%未満飽和度時間では,群間で統計的有意差が認められた.さらに,平均飽和度,90%未満飽和度時間,拡張高周波聴力に関して,患者群と対照群および単純いびき症群間に統計的有意差が認められた.
結論:これらのデータは,いびきが拡張高周波での難聴を引き起こす可能性があることを示している.
MeSHキーワード:難聴・睡眠時無呼吸,閉塞・いびき
全文PDF:http://www.medscimonit.com/abstract/index/idArt/897347
対応責任者閃絡先:Selami Ekin, e-mail: drselamiekin@hotmail.com
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